p025.jpg

主翼は見事な二重構造

 採餌なり水浴びの後で身近なお気に入りの岩に着地する時に、ほぼ真後ろから撮れた画像がこれ。最初観たときは子供を背負っているのかと思ったほど二重の主翼に驚ろかされた。何と筋肉質?何とマッチョ?なのだろうと思った。モノクロの綺麗なデザインが京扇のように綺麗に広がって南洋の極楽鳥とはまた別のシックな豪華さをかもしだしている。
 そのユニークでひょうきんな顔立ち、それらと真逆な獰猛で攻撃的な性格、縄張りの規律や親子教育の厳しさとのギャップ。ヤマセミの魅力はただ単に出遭い難い人気の野鳥だからという理由をはるかに凌駕するヤマセミそのもののデザインとしての完成度に有ると思う。鳥の命は翼に有ると言っても過言ではないだろう、ヤマセミはその素晴らしさにおいて群を抜いている野鳥かもしれない。