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正面から見ると頭は小さい-1

 幸運にもほぼ真正面に向かって飛んできてくれたのを撮影できた。まだ若い個体だからこそだとは思うが、さすがに迫力がある。野鳥一般に言えることだが、カーブを切ったり、急旋回する時に、体がどんなに90度に倒れても、頭部だけは上下の垂直を綺麗に保っている。バランスの問題なのだろうけれど見事なものだ。次の本で紹介する予定だが、ヤマセミに限らず野鳥のほとんどは頭は常に地上に対して90度の直角で正対している。体がどう傾こうが顔はまっすぐのままだ、自分でスポーツをやる方であればよく判るはず。それにしてもこの幼鳥、一体何を思ったのか?まっすぐこちらへ飛んできた。一瞬なめられているのかと思った程。