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● 繁殖期でもないのに縄張り争い

日本野鳥の会・熊本県支部の恒例の探鳥会が人吉市温泉町で行われた。老若男女数十名が集ってスコープを覗きながら野鳥を探す。撮影される方は3割程だが皆さん非常に熱心。集いの終了後、有志で川辺川のヤマセミポイントへ出かけた。別にあらかじめ野鳥の会のメンバーが来るから宜しくと手を廻しておいたわけではないが、最高のパフォーマンスで歓迎してくれた。季節外れの縄張り争いの一部始終を目の前で繰り広げてくれたのだ、距離60m程。時間的には20分ほどの間二羽で鳴きあいながら、時々立ち位置を変えたり竹林の他の枝に移ったりまことに賑やかだった。縄張り争いが始まってから車からカメラと三脚をだしてセッティングして十分撮影できる余裕が有ったほど。時期的には初めて視た晩秋の縄張り争い、見事にオス同士の状況が写し出されている。色々な生態が各ページを彩っているが、いつ来てもこのような画像が撮れる訳ではない。1日居て粘って、実際に姿を視られる時間は10分有れば良い方だ。このシーンをモノに出来た清海氏は相当強運の持ち主と言って良いだろう。