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● 幼鳥の採餌練習

 幼鳥の採餌練習は親の教えによるものではない。本能のなすまま黙々と1 羽で練習する。一番左の画像は球磨川本流で朝6 時47 分、周りに他の幼鳥兄弟、親はいない。咥え上がったのは木の葉。中央の2 枚の画像は同じく球磨川本流入り江で脇の褐色部分がまだ綺麗に残っている幼鳥、朝7 時50 分頃。咥えて上がったのはカワニナのような巻貝の一種。周りには撮影者しかいない。いずれも早朝。
ヤマセミの幼鳥は朝練が好きらしい、体育会系なのか? ちなみに一番左で黙々と採餌練習を繰り返していた幼鳥、この後午前9 時頃樹上(竹林)から30 度の角度でダイブし、見事に初生餌の魚を獲った。一部始終をP58 に連写で掲載したのでご覧あれ! 一方で木の葉を獲ってくるのは幼鳥ばかりではない。一番右の画像は2013 年3 月繁殖期に入った川辺川のメスの成鳥、何を思ったか興奮状態で何度も水浴びをした時に一度だけ何を思ったか木の葉を咥えて戻ってきた。